研究課題
若手研究(B)
細胞極性は、細胞の運命決定、細胞分化、および上皮細胞等の特殊な細胞集団による組織の形態形成など、多細胞生物の発生過程に必要不可欠な現象である。上皮細胞の細胞膜は頂端膜と側基底膜に分かれており、頂端膜は体外環境に接し、側基底膜は細胞や細胞外基質に接している。このような頂端ー基底極性が適切に形成されることが、上皮組織の形態形成や機能に必要である。最近、申請者は上皮細胞極性形成を制御するタンパク質としてMorg1を同定した。しかしながら生体内におけるMorg1の役割は未だ不明な点が多い。本研究では、Morg1欠損マウスを作出し、Morg1がマウスの初期発生過程に必要であることを明らかにした。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)
Biochemical Journal
巻: 467 号: 1 ページ: 103-113
10.1042/bj20141193