• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

組織特異的転写因子レギュロンによるコレステロール代謝制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26860194
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 医化学一般
研究機関九州大学

研究代表者

大竹 博之  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 学術研究員 (00574295)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードコレステロール代謝制御 / 組織特異的転写因子 / 転写因子レギュロン / ライディッヒ細胞
研究実績の概要

我々のこれまでの解析から、ライディッヒ細胞においてAd4BP/SF-1をノックダウンすると、コレステロール合成に関与する20個の遺伝子全ての発現量が有意に減少することが明らかになっている。そこで、Ad4BP/SF-1がコレステロール合成に寄与していることを示すため、マウス副腎皮質由来の癌細胞株であるY-1細胞を用いて、コレステロール合成量の定量実験を行った。副腎皮質は精巣のライディッヒ細胞と同様にAd4BP/SF-1が高発現している組織であり、Y-1細胞を用いたAd4BP/SF-1のノックダウンによってもコレステロール合成系遺伝子の発現量が低下する事を確認している。Y-1細胞においてAd4BP/SF-1のノックダウン処理を48時間行い、その後14Cでラベルされた酢酸を加えて、さらに24時間培養した。14Cの添加と同時にエステル化の阻害剤である58-035とステロイド合成を阻害するAminoglutethimideを加えて、コレステロールの変換や消費をブロックした。24時間培養後に、14Cでラベルされたコレステロールを薄層クロマトグラフィーで分離し、液体シンチレーションカウンターで定量することによって、de novoで合成されたコレステロール量を算出した。siControl処理群とsiAd4BP/SF-1処理群のde novoコレステロール合成量を比較したところ、siAd4BP/SF-1処理群では有意にコレステロール合成量が減少していた。この結果から、Ad4BP/SF-1がコレステロール合成に直接的に寄与している事が示された。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Glycolytic gene as the targets of nuclear receptor Ad4BP/SF-12014

    • 著者名/発表者名
      Takashi Baba, Hiroyuki Otake, Tetsuya Sato, Kanako Miyabayashi, Yurina Shishido, Chia-Yih Wang, Yuichi Shima, Hiroshi Kimura, Mikako Yagi, Yasuhiro Ishihara, Shinjiro Hino, Hidesato Ogawa, Mitsuyoshi Nakao, Takeshi Yamazaki, Dongchon, Kang, Yasuyuki Ohkawa, Mikita Suyama, Bon-Chu Chung, Ken-ichirou Morohashi
    • 雑誌名

      Nature Commun

      巻: 5 号: 1 ページ: 3634-3634

    • DOI

      10.1038/ncomms4634

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2014-04-04   更新日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi