研究課題
若手研究(B)
自己免疫疾患とくに関節リウマチでは炎症性サイトカインの1つであるIL-6の上昇が認められる。我々は、IL-6のmRNAを安定化する分子Arid5aを発見し、生体内のIL-6上昇に寄与することを示した。本課題では、T細胞におけるArid5aがIL-6刺激依存的にStat3のmRNAの安定化を通して自己免疫疾患に関わるTh17細胞を促進誘導することを示した。このようにArid5aは、IL-6産生の増幅のみだけでなくTh17細胞分化を誘導することで、多くの自己免疫疾患に関与していることが予測される。
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Journal of Experimental Medicine
巻: 213 号: 4 ページ: 605-619
10.1084/jem.20151289