血清microRNAの生理的変動要因の解明：臨床検査への応用を目指して

• 研究課題/領域番号: 26860375
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 病態検査学
• 研究機関: 藤田保健衛生大学
• 研究代表者: 山田 宏哉 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (80610352)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: microRNA / Circulating miRNA / Serum miRNA / 遺伝子検査 / 生活習慣 / 変動要因 / バイオマーカー / 臨床検査 / circulating miRNA / 生理的変動要因

研究成果の概要

血清miRNAを臨床検査へ応用するためには、測定値がどのような要因で変動するのかというエビデンスは必須である。しかしながら、血清miRNAの生理的変動要因（性別、年齢、喫煙、飲酒習慣など）は不明である。そこで、本研究は血清miRNAを臨床検査に応用するための基礎となるデータ、『血清miRNAの生理的変動』を明らかにすることを目的とする。生理的変動要因を明らかにするために、一般住民を対象として血清miRNAsと生活習慣（飲酒、喫煙、栄養など）との関連が解析した。肥満や喫煙などで変動する血清miRNAが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Stability of serum high-density lipoprotein-microRNAs for preanalytical conditions. (2017)
  • 著者名/発表者名: Ishikawa H, Yamada H, Taromaru N, Kondo K, Nagura A, Yamazaki M, Ando Y, Munetsuna E, Suzuki K, Ohashi K, Teradaira R.
  • 雑誌名: Ann Clin Biochem 巻: 54 号: 1 ページ: 134-142
  • DOI: 10.1177/0004563216647086
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Circulating microRNAs in Graves' Disease in Relation to Clinical Activity. (2016)
  • 著者名/発表者名: Hiratsuka I, Yamada H, Munetsuna E, Hashimoto S, Itoh M.
  • 雑誌名: Thyroid 巻: 26 ページ: 1431-1440
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Association of cigarette smoking with serum microRNA expression (2016)
  • 著者名/発表者名: Koji Suzuki, Hiroya Yamada, Ayuri Nagura, Koji Ohashi, Hiroaki Ishikawa, Mirai Yamazaki,
  • 雑誌名: Fujita Medical Journal 巻: 1 ページ: 1-5
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Longitudinal study of circulating miR-122 in a rat model of non-alcoholic fatty liver disease. (2015)
  • 著者名/発表者名: Yamada H, Ohashi K, Suzuki K, Munetsuna E, Ando Y, Yamazaki M, Ishikawa H, Ichino N, Teradaira R, Hashimoto S.
  • 雑誌名: Clin Chim Acta. 巻: 446 ページ: 267-271
  • DOI: 10.1016/j.cca.2013.05.021
  • オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Simultaneous measurement of serum chemokines in autoimmune thyroid diseases: possible role of IP-10 in the inflammatory response (2015)
  • 著者名/発表者名: Hiratsuka I, Itoh M, Yamada H, Yamamoto K, Tomatsu E, Makino M, Hashimoto S, Suzuki A.
  • 雑誌名: Endocrine Journal 巻: 62 号: 12 ページ: 1059-1066
  • DOI: 10.1507/endocrj.EJ15-0448
  • NAID: 130005115211
  • ISSN: 0918-8959, 1348-4540
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [学会発表] 新規バイオマーカーとしての分泌型microRNAと臨床検査への応用 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山田宏哉
  • 学会等名: 第55回日本臨床化学会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2015-10-30
  • 招待講演
• [学会発表] 住民健診受診者における血清miRNA値と皮下脂肪・内臓脂肪との関連 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山崎 未来, 山田 宏哉, 鈴木 康司, 市野 直浩, 石川 浩章, 刑部 恵介, 杉本 恵子, 宗綱 栄二, 近藤 奏子, 水野 元基, 村瀬 悠理, 井上 孝, 寺平 良治, 大橋 鉱二
  • 学会等名: 第55回日本臨床化学会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2015-10-30
• [学会発表] 室温における全血放置が血清miRNA値に及ぼす影響についての検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 近藤 奏子, 山崎 未来, 村瀬 悠理, 水野 元貴, 山田 宏哉, 宗綱 栄二, 石川 浩章, 鈴木 康司, 寺平 良治, 大橋 鉱二
  • 学会等名: 第55回日本臨床化学会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2015-10-30
• [学会発表] 新規バイオ マーカーとしての血中 microRNA と臨床検査への応用 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山田宏哉
  • 学会等名: 日本臨床化学会 近畿支部総会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2015-02-14
  • 招待講演