研究課題
若手研究(B)
粒子線治療において照射時間を短縮するために、シンクロトロンのパルス内エネルギー可変型運転方式の実用化を目指した研究を行った。シミュレーションと実験から、エネルギー変更に伴って原理的に生じるビーム漏れに対し、横方向高周波電場の周波数成分による低減法の効果を検証した。その方法によってビーム漏れ量は従来の10%以下に抑えることができると確認された。さらに、高速ビーム遮断システムを用いて、より安定で信頼できるビーム漏れを低減するシステムの開発を行い、パルス内エネルギー可変型運転方式が治療照射に対して実用できることを証明した。
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