研究成果の概要 |
神戸市内出生児76,920人からなる後ろ向きコホート研究において、家庭内喫煙の割合は55.3%(n=42,525)で、6.8%(n=5,268)にたばこ煙曝露の証拠が存在した。合計12,729例のう蝕発生が認められた。3歳時にう蝕を有するリスクは、家庭内喫煙なし群が14.0%、家庭内喫煙あり・たばこ煙曝露なし群が20.0%、たばこ煙曝露あり群が27.6%であった。家庭内喫煙なし群と比較した場合、2つの曝露群におけるう蝕の傾向スコア補正ハザード比はそれぞれ1.46と2.14であった。家庭内喫煙なしと比較し、妊娠中に母親が喫煙していた場合のう蝕の傾向スコア補正ハザード比は1.10であった。
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