研究課題
若手研究(B)
肝細胞癌細胞株におけるmiRNAの発現を網羅的に解析し、発現プロファイルを作成後、クラスター解析を行い、種々の肝細胞癌細胞株において特異的に発現変化を起こしたmiRNAを同定した。肝細胞癌の根治術を行った肝細胞癌患者の末梢血液を用いて、治療前後でのmiRNAの変化を検討した。治療前後でmiRNA量は明らかな変化を示し、異なるクラスターを形成していた。治療後に有意に減少のみられた7分子の内、新たな腫瘍マーカーの候補としてmiR-125a-5pに注目して検討を追加したところ、miR-125a-5pは細胞周期アレストやアポトーシス誘導などの癌抑制に関わる分子を標的遺伝子とすることが判明した。
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Int J Oncol.
巻: 47 号: 2 ページ: 535-542
10.3892/ijo.2015.3036