経内頚静脈的脂肪酸持続投与が大腸発癌に与える影響および分子メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 26860517
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 消化器内科学
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 遠藤 宏樹 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (70468164)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 大腸発癌 / 脂肪酸 / 大腸発がん

研究成果の概要

大腸発癌に関連する可能性があるとされている飽和脂肪酸の発癌促進効果を、大腸発癌マウスモデルに対してパルミチン酸を経内頸静脈持続投与および腹腔内投与することによって評価する方法を確立した。
飽和脂肪酸は大腸上皮細胞の増殖を有意に亢進することを確認した。
またその分子メカニズムとして、飽和脂肪酸/ Toll-like receptor（TLR）4/JNK経路が関与する可能性についてTLR4欠損マウスを用いて実証した。

研究成果

• [雑誌論文] Association between factors associated with colorectal cancer and rectal aberrant crypt foci in humans. (2015)
  • 著者名/発表者名: Akiko Ezuka, Eiji Sakai, Kenichi Kawana, Hajime Nagase, Yukio Kakuta, Shiori Uchiyama, Hidenori Ohkubo, Takuma Higurashi, Takashi Nonaka, Hiroki Endo, Hirokazu Takahashi, Atsushi Nakajima.
  • 雑誌名: Oncol Lett. 巻: １０ 号: 6 ページ: 3689-95
  • DOI: 10.3892/ol.2015.3763
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Visual distraction alone for the improvement of colonoscopy-related pain and satisfaction. (2015)
  • 著者名/発表者名: Shotaro Umezawa, Takuma Higurashi, Shiori Uchiyama, Eiji Sakai, Hidenori Ohkubo, Hiroki Endo, Takashi Nonaka, Atsushi Nakajima.
  • 雑誌名: World J Gastroenterol. 巻: 21 号: 15 ページ: 4707-14
  • DOI: 10.3748/wjg.v21.i15.4707
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 肥満・生活習慣病と大腸癌 (2014)
  • 著者名/発表者名: 遠藤宏樹、日暮琢磨、高橋宏和、中島 淳
  • 雑誌名: 日本消化器内視鏡学会雑誌 巻: 55 ページ: 3735-3744
  • NAID: 130003386602
• [雑誌論文] 肥満関連疾患をターゲットとしたメトホルミンによる大腸腫瘍の科学予防の可能性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 23.日暮琢磨、酒井英嗣、内山詩織、梅沢翔太郎、遠藤宏樹、高橋宏和、中島淳
  • 雑誌名: 消化器内科 巻: 58 ページ: 612-616
• [雑誌論文] Methylation epigenotypes and genetic features in colorectal laterally spreading tumors (2014)
  • 著者名/発表者名: Sakai E, Ohata K, Chiba H, Matsuhashi N, Doi N, Fukushima J, Endo H, Takahashi H, Tsuji S, Yagi K, Matsusaka K, Aburatani H, Nakajima A, Kaneda A.
  • 雑誌名: Int J Cancer 巻: in press 号: 7 ページ: 1586-95
  • DOI: 10.1002/ijc.28814
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] Metformin efficacy and safety for colorectal polyps: A double-blind randomized controlles trial. (2015)
  • 著者名/発表者名: Takuma Higurashi, Kunihiro Hosono, Shotaro Umezawa, Shiori Uchiyama, Takashi Uchiyama, Hiroki Endo, Atsushi Nakajima.
  • 学会等名: United European Gastroenterology Week
  • 発表場所: Vienna, Austria
  • 年月日: 2015-10-15
  • 国際学会
• [学会発表] 大腸上皮における飽和脂肪酸の影響． (2015)
  • 著者名/発表者名: 内山詩織、日暮琢磨、梅沢翔太郎、遠藤宏樹、中島淳
  • 学会等名: 第23回日本消化器関連学会週間（JDDW 2015）
  • 発表場所: グランドプリンスホテル高輪（東京都港区）
  • 年月日: 2015-10-08
• [学会発表] 当院における大腸カプセル内視鏡施行例の検討． (2015)
  • 著者名/発表者名: 梅沢 翔太郎、遠藤 宏樹、鹿野島 健二、稲生 優海、松浦 瑞恵、冬木 晶子、内山 詩織、酒井 英嗣、大久保 秀則、日暮 琢磨、飯田 洋、野中 敬、中島 淳
  • 学会等名: 第101回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 仙台国際センター（宮城県仙台市）
  • 年月日: 2015-04-23
• [学会発表] EICOSAPENTAENOIC ACID (EPA) SUP-PRESSES COLORECTAL ABERRANT CRYPT FOCI (ACF) AND CELL PROLIFERATION IN COLORECTAL EPITHELIUM VIA GPR120 (2014)
  • 著者名/発表者名: 84Higurashi T , Uchiyama S , Umezawa S , Sakai E , Ohkubo H , Endo H , Takahashi H , Nakajima A
  • 学会等名: 22nd United European Gastroenterology Week
  • 発表場所: Vienna（オーストリア）
  • 年月日: 2014-10-18 – 2014-10-22
• [学会発表] GPR120 経路をターゲットとしたエイコサペントエン酸（EPA）による大腸腫瘍化学予防 (2014)
  • 著者名/発表者名: 72梅沢翔太郎, 日暮琢磨, 内山詩織, 酒井英嗣, 遠藤宏樹, 中島淳
  • 学会等名: 第131回日本薬理学会関東部会
  • 発表場所: 横浜市立大学（神奈川県）
  • 年月日: 2014-10-11
• [学会発表] AMPK-mTOR 経路をターゲットとしたメトホルミンによる大腸腫瘍化学予防 (2014)
  • 著者名/発表者名: 73日暮琢磨, 梅沢翔太郎, 内山詩織, 酒井英嗣, 細野邦弘, 遠藤宏樹, 中島淳
  • 学会等名: 第131回日本薬理学会関東部会
  • 発表場所: 横浜市立大学（神奈川県）
  • 年月日: 2014-10-11
• [備考] 横浜市立大学附属病院消化器内科 肝胆膵消化器病学教室
  • URL: http://ycuhepabiligi.wix.com/home