研究課題
若手研究(B)
Sirt7は腫瘍の進展に関与することが近年報告されていたが、心血管疾患におけるSirt7の役割は不明であった。我々は心筋梗塞後の創傷治癒にSirt7が必須のタンパクであることを見出した。その機序としてSirt7の欠如は蛋白分解機構の一つであるオートファジーを活性化すること、また亢進したオートファジーにより線維化の主要な制御因子であるTGF受容体の分解が促進されること見出した。TGFβシグナルは線維化のみならず、癌の転移にも重要な働きがあるため、今後Sirt7を制御する因子の発見に注力する方針である。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)
Circulation
巻: 132(12) 号: 12 ページ: 1081-1093
10.1161/circulationaha.114.014821