研究課題
若手研究(B)
本研究では、気管支喘息を難治化させる機構の解明を目的に、喘息モデルの気道上皮細胞におけるステロイド代謝酵素11β-HSD2の役割、およびヒト気道上皮細胞におけるダニ抗原暴露による11β-HSD2発現機構の解明を目指した。さらに、NF-κB関連蛋白の一つであるIκBNSのアレルギー性炎症制御における役割を解明し、喘息の病態の解明と治療応用に資することを目的とした。気道上皮細胞におけるMuc5acの発現と気道過敏性の誘導には、IκBNSが重要な役割を果たしていることを明らかにした。気道上皮細胞におけるIκBNS-Muc5ac経路は、気管支喘息の新規治療標的となりうると考えられた。
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Am. J. Respir. Cell Mol. Biol.
巻: 印刷中 号: 2 ページ: 201-9
10.1165/rcmb.2013-0522oc