研究課題
若手研究(B)
本研究では、ペルオキシレドキシン2(Prx2)とスルフィレドキシンの結合に由来する生物発光共鳴エネルギー移動の測定系を開発した。K562細胞の内因性チオレドキシンレダクターゼをノックダウンし、分化・脱核することで、擬似赤血球を作出した。擬似赤血球が32℃と37℃の温度サイクルに同調したことから、生体内においても、高体温期に産生される過酸化水素がPrx2の概日リズムを同調していると推測される。さらに、異なる位相の擬似赤血球を混合すると、概日リズムが干渉することを発見した。さまざまな位相の擬似赤血球と未知位相の赤血球を混合し、干渉の程度を測定することで、被験者の赤血球の位相を特定する基盤を作った。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)
Transl Psychiatry
巻: 7 号: 4 ページ: e1106-e1106
10.1038/tp.2017.75