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網羅的遺伝子解析手法を用いたゲフィチニブ耐性化機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26860616
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

寺井 秀樹  慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (50445293)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードEGFR-TKI / DNAメチル化 / epigenetics
研究実績の概要

資金責任者らが半年間の長期ゲフィチニブ曝露によってEGFR遺伝子陽性肺癌細胞株PC9より作成したゲフィチニブ耐性細胞株PC9 GRを用いてメチル化及びmRNAの網羅的解析を行った。その結果、感受性株と比較して耐性株においてDNAメチル化が亢進し、mRNAの発現が低下しており、メチル化の変化がゲフィチニブの耐性化との関与が考えられる遺伝子を候補遺伝子(s100p、klotho、c10orf116、RASSF1A、IGFBP3、)として同定した。さらにその候補遺伝子の中から、IGFBP3、klotoho、s100pを中心に解析を行った。結果としてわずかではあるが、klothoやs100pが耐性化に関与していることが考えられ、siRNAを用いたknock downによって感受性株がわずかに耐性化することが示唆された。ひとつひとつのメチル化に伴う耐性化への影響は少ないものの、多数集まることで細胞株の耐性化に寄与している可能性が考えられた。同結果について今後論文投稿予定としている。資金責任者の海外留学に伴い本科研費に基づく研究に関しては一旦終了となった。klothoに関しては、同細胞株の主要耐性化機序として報告済みのFGF2-FGFR1活性化との関与も考えられ、関連性について評価を予定している。また、既に解析を終えているHCC827肺癌細胞株での同様な解析と照らし合わせてより普遍性の高い実験を行っていく予定としている。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Aberrant DNA methylation and expression of mRNA in EGFR-mutant lung cancer cell line with long-term exposure to gefitinib2014

    • 著者名/発表者名
      Hideki Terai
    • 学会等名
      104th AACR Annual Meeting
    • 発表場所
      San Diego
    • 年月日
      2014-04-05 – 2014-04-09
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2016-06-01  

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