研究課題/領域番号 |
26860652
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
高橋 和男 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (90631391)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | IgA腎症 / ループス腎炎 / 組織トランスグルタミナーゼ / 病理診断 / 免疫複合体 / IgA / 補体 / メサンギウム増殖性腎炎 / 新規診断法 / 糖鎖異常IgA1 |
研究成果の概要 |
組織型トランスグルタミナーゼ(TG2)は,線維化や炎症の惹起に関与する。TG2特異的高反応性基質ペプチドを用いた腎生検組織上のTG2活性の検出法を確立し,ヒト腎生検組織(n=241)を検討した。IgA腎症(IgAN)の54%(n=65),ループス腎炎(LN)の58%(n=40),IgA血管炎を含む二次性IgANの64%(n=11)にメサンギウム領域のTG2活性を検出した。IgANにおいてメサンギウム領域のTG2活性は,蛋白尿及びOxford分類のメサンギウム細胞増多(M)に関連し,LNでは血尿と組織学的活動性に関連した。TG2活性の検出は,新規病理診断法として有用な可能性がある。
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