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新規体格形成シグナル伝達系における分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 26860709
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 内分泌学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

新井 大貴  和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 学内助教 (90725574)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードEphA4 / GH/JAK2/STAT5B / IGF1
研究実績の概要

生後の体格形成には、GH刺激によるGHR二量体化、JAK2の活性化、STAT5Bのリン酸化、リン酸化STAT5Bの核移行、そしてIGF1遺伝子の転写亢進というGH-IGF1軸シグナルが定説とされてきた。我々はEpha4遺伝子欠損マウスの体格が小さいことを発見し、GH-IGF1軸におけるEphA4の作用機序をin vivoとin vitroで詳細に解析した結果、EphA4がGHR/JAK2によるSTAT5Bのリン酸化を制御すること、さらにJAK2非依存的にもEphA4がSTAT5Bを直接リン酸化すること、結果としてIgf1 mRNA発現量を亢進することが明らかとなった。また、さらなる解析により、EphA4とGHR、EphA4とSTAT5Bの結合様式、さらにEphA4がSTAT5Bの核移行をJAK2非依存的に促進していることも明らかとなった。今回申請した通りGHR/EphA4/JAK2/STAT5B複合体におけるEphA4-JAK2の相互作用、および、下流のSTAT5Bのリン酸化を調べた結果、JAK2はEphA4のキナーゼドメインN端側に結合し、EphA4 はJAK2のC端側に結合することが判明した。また、JAK2はEphA4、さらにEphA4に結合しているSTAT5Bをリン酸化しないということ、EphA4はリガンドのephrinによる刺激で活性化することでJAK2との結合がより強固になり、JAK2をリン酸化することを明らかにした。そして、STAT5Bのリン酸化にGHRが必須であるということを発見した。以上、今まで明らかとなっていなかったGHR/EphA4/JAK2/STAT5BシグナルにおけるJAK2とEphA4の相互作用や、それによるSTAT5Bのリン酸化・核移行について実験を進めることができ、現在、データをまとめて論文作成中である。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] EphA4/GH受容体へテロ複合体を介するIGF1産生シグナル制御メカニズムの解析(第二報)2014

    • 著者名/発表者名
      新井大貴
    • 学会等名
      第37回分子生物学会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2014-11-25 – 2014-11-27
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] 新規体格形成シグナル伝達系における分子機構の解析2014

    • 著者名/発表者名
      新井大貴
    • 学会等名
      第87回日本内分泌学会
    • 発表場所
      福岡サンパレス
    • 年月日
      2014-04-24 – 2014-04-26
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2016-06-01  

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