研究課題
若手研究(B)
肥満発症の主原因は過食だが、その是正は困難である。申請者は脂肪成分に富んだ食事により脳内報酬系の神経細胞とマイクログリアに炎症性の変化が生じ、この変化が過食につながるのではないかと考えた。そこで、高脂肪食を負荷した雄性C57BL/6Jマウスを用いて、脳内報酬系を構成する、視床下部および海馬の解析を行ったところ、負荷後2週間目から炎症性サイトカインの上昇や、マイクログリアの活性化が認められた。また、高脂肪食負荷を行った後餌を正常食に戻すことにより痩せさせたマウスの視床下部および海馬では、これらの変化が正常食を与えづづけたマウスに近い状態になっていることが明らかになった。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (25件) (うち招待講演 1件)
Neuropeptides
巻: 印刷中 ページ: 10-20
10.1016/j.npep.2017.04.004
Peptides
巻: 81 ページ: 38-50
10.1016/j.peptides.2016.03.014
Obesity
巻: submitted
日本臨床
巻: 72 ページ: 209-213