造血幹細胞と白血病幹細胞の活性制御機構におけるGemininの分子機能の解明

• 研究課題/領域番号: 26860734
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 血液内科学
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 大野 芳典 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (10548986)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: Geminin / 造血幹細胞 / 白血病幹細胞

研究成果の概要

DNA複製制御因子でありクロマチンリモデリング制御因子でもあるGemininは、造血幹細胞の活性を支持するポリコーム複合体１やHoxタンパク質（Hoxb4/Hoxa9）によりタンパク質発現の制御を受けている。本研究では、レトロウイルスベクターを用いたGeminin発現制御系と造血幹細胞におけるGemininの発現動態を可視化することのできるGeminin-EYFPノックインマウスを作製し、造血幹細胞と白血病幹細胞制御におけるGemininの分子生物学的役割を明らかにした。

研究成果

• [学会発表] DNA複製とクロマチンリモデリングを制御するCell-penetrating (CP-) Gemininの開発 (2015)
  • 著者名/発表者名: Takedachi Kyoko, Ohno Yoshinori
  • 学会等名: 第38回 分子生物学会総会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
  • 年月日: 2015-12-01
• [学会発表] A new strategy for manipulating expression and activity of Geminin, a cell-fate determinant for HSCs (2015)
  • 著者名/発表者名: Ohno Yoshinori
  • 学会等名: 第77回日本血液学会学術集会
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2015-10-16
• [学会発表] Manipulation of the Geminin activity by using cell-penetrating Geminin and its domain-specific mutants (2015)
  • 著者名/発表者名: Ohno Yoshinori
  • 学会等名: 第13回 幹細胞シンポジウム
  • 発表場所: 東京大学 伊藤国際学術研究センター
  • 年月日: 2015-05-29
• [学会発表] Cell-penetrating recombinant Geminin protein may provide a new strategy for regulating self-renewal or cellular differentiation in hematopoietic stem cells (2014)
  • 著者名/発表者名: 黒木 利知
  • 学会等名: 第37回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜 パシフィコ横浜
  • 年月日: 2014-11-25 – 2014-11-27
• [学会発表] Direct transmission of a cell-penetrating form of Geminin, a regulator for hematopoietic stem cells (2014)
  • 著者名/発表者名: 大野 芳典
  • 学会等名: 第76回日本血液学会学術集会
  • 発表場所: 大阪 大阪国際会議場
  • 年月日: 2014-10-31 – 2014-11-02