研究課題
若手研究(B)
腸管細菌がリウマチの発症、進展に関与する可能性が示唆されており、抗生剤長期投与がリウマチモデルマウスであるIL-1 ra欠損マウスの腸内細菌叢、及び関節炎に与える影響を検討した。生後すぐに抗生剤を投与したところ、腸内細菌DNAは8%に減少し、関節炎が改善したが一時的であった。関節の好中球、マクロファージの減少が認められ、関節内のケモカインCXCL1、MIP-1β、RANTES濃度が有意に低下した一方、IL-17A濃度に変化は認めなかった。10週齢から抗生剤を投与した群では関節炎は改善しなかった。抗生剤による腸内細菌の修飾を関節炎に治療応用するには投与時期、期間も重要であることが示唆された。
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