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川崎病類似マウスモデルを用いたインフラマソーム関連分子標的治療の検討

研究課題

研究課題/領域番号 26860812
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 小児科学
研究機関九州大学

研究代表者

永田 弾  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20570790)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード川崎病 / 自然免疫 / インフラマソーム
研究実績の概要

川崎病の発症に自然免疫が関わっていることが報告されるようになり、当科ではマウスにNod1リガンドを投与することにより冠動脈炎が発症することを報告した。このNod1リガンドはNFkBを活性化し、proIL-1bを産生する。このproIL-1bはインフラマソームにより活性型IL-1bに変換され、炎症を惹起していく。
本研究ではそのインフラマソームに着目し、そのインフラマソーム関連分子を抑制することにより冠動脈炎が抑制されるかについて検討を行うこととした。
まず、ヒト冠動脈内皮細胞およびヒト冠動脈平滑筋細胞にNod1リガンド刺激状況で、インフラマソームを活性化させるPTX(百日咳毒素)を追加することでサイトカイン産生の上昇の有無について検討した。すると、ヒト冠動脈平滑筋細胞ではPTX無投与と比べて、PTX投与下でIL-6産生の上昇を認め、ヒト冠動脈内皮細胞ではほとんど変化を認めなかった。以前より炎症の増幅にヒト冠動脈平滑筋細胞が関わっていることが考えられていたため、インフラマソーム活性化を抑制させる治療が有効である可能性が示唆された。
また、マウス実験については、NLRP3ノックアウトマウス使用許可を得た上で、現在実験できるように繁殖を行っており、今後マウスでも実験をすすめていく。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書

URL: 

公開日: 2014-04-04   更新日: 2016-06-01  

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