研究成果の概要 |
川崎病患児のIVIG施行前後、シクロスポリンA(CsA)内服前後に、フローサイトメトリーで、pSTAT3, pSTAT5の平均蛍光強度(MFI)の測定と、realtime RT PCR法で、遺伝子発現量の測定を行った。CsA投与群で、pSTAT3のMFIが有意に低下、初回IVIG奏功群(1st群)で、IVIG投与後、pSTAT3のMFIが低下、pSTAT5のMFIが上昇した。CsA投与後にNFATc1, c2の遺伝子発現量が上昇し、1st群で、IVIG投与後にNFATc1, c2の発現量が上昇した。JAK-STAT経路、NFAT経路が、川崎病の急性期の免疫応答に関与していることが示唆された。
|