研究課題
若手研究(B)
早産児の認知機能や高次脳機能障害の原因として広汎性白質障害が注目されているが,その受傷機転は解明されていない.本研究では新生児の子宮外環境への適応過程に注目し,脳微細構造の発育変化を,光散乱係数を用いて観察した.新生児集中治療病棟入院児60例において出生早期の光散乱係数は内的因子のほか,周生期ストレスを含めた外的因子にも影響をうけている可能性が考えられた.高次脳機能障害に関連する病態を早期に認識し介入する方法を確立すべく,脳循環,脳酸素代謝も含めた解析をすすめている.
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