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対面会話を行っている最中の脳機能計測による、精神疾患の社会的認知機能障害の検討

研究課題

研究課題/領域番号 26860911
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 精神神経科学
研究機関独立行政法人国立国際医療研究センター

研究代表者

須田 真史  独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (30553747)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード社会的認知 / 対面会話 / 脳機能計測 / 光トポグラフィー / うつ病 / 統合失調症 / 双極性障害
研究実績の概要

本研究では、光トポグラフィーを用いることによって、日常生活の中での実際の対人交流場面に近い状況下での脳機能計測を行い、精神疾患患者の社会的認知の解明を行うことを目的とした。実際に対人行動を行なっている最中の脳機能画像研究はこれまでほとんど行なわれていないが、これはfMRI・SPECT・PETといった従来からの いずれの方法論でも検査中の被検者は仰臥位となりガントリー内で頭部を固定し、できるだけ無動を保つという、不自然な姿勢と状態を保たなければならないという制限があるということが大きい。光トポグラフィーは、脳機能測定時の被拘束性が比較的小さく、こういった測定中に実施する課題の制約を受けにくいという特徴がある。この特徴を活かして、実際の日常生活の中での対人交流場面として、人と面と向かって会話をしている最中の脳活動を測定を行った。初年度である本年度には、1. 対人交流場面での脳機能計測のための課題の確立、2. 実際に健常者と統合失調症・うつ病・双極性障害といった精神疾患患者を対象に実際に脳機能計測を行い、それぞれの疾患における社会的認知障害に関連した脳機能的な特徴を検討する、3. 向精神薬服用による脳機能への影響の検討、を行った。1. 2.に関しては、これまでも予備的検討を行っておりその結果を論文発表してきたが、本年度もデータの蓄積を続けた。また、うつ病と双極性障害を対象にした研究成果を今年度新たに論文発表した(Takei et al. 2014)。3. に関しては、実際に対人緊張などの社交不安の治療にも用いられている抗不安薬(アルプラゾラム)内服による脳機能への影響の検討を行い、健常者を対象に、対面会話を行っている最中の脳機能計測をプラセボ比較対象試験(単盲検、クロスオーバーデザイン)として行い、データの収集と解析を行った。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Near-infrared spectroscopic study of frontopolar activation during face-to-face conversation in major depressive disorder and bipolar disorder.2014

    • 著者名/発表者名
      Takei Y, Suda M, Aoyama Y, Sakurai N, Tagawa M, Motegi T, Yamaguchi M, Narita K, Fukuda M.
    • 雑誌名

      J Psychiatr Res.

      巻: 54 ページ: 74-83

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2016-06-01  

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