研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、腹部CT画像を逐次近似法(IR)を用いて再構成した場合に、従来のフィルタ補正逆投影法(FBP)を用いて再構成した画像と比較して診断能を低下させない範囲で、どの程度まで線量を低減できるかを検討することである。ファントムを用いて放射線科医による診断能を検討したところ、同じ線量で撮影した画像で比較するとFBPとIRで診断能に差を認めなかった。通常線量で撮影してFBPで再構成した画像と比較すると、半分の線量で撮影してIRで再構成した画像では有意に診断能が低下した。IR法を用いても、線量を過剰に低下させると診断能の低下を招く可能性がある。
すべて 2017 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)
Eur Radiol
巻: 印刷中 号: 7 ページ: 2995-3003
10.1007/s00330-016-4687-6
Eur J Radiol
巻: 84 号: 9 ページ: 1715-1723
10.1016/j.ejrad.2015.05.027
J Comput Assist Tomogr
巻: 39 号: 4 ページ: 629-634
10.1097/rct.0000000000000242