研究課題/領域番号 |
26861001
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
吉松 梨香 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (10607592)
|
研究協力者 |
山上 卓士
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 腎癌 / 凍結療法 / 動脈塞栓術 / 動脈塞栓 / 腎 |
研究成果の概要 |
3匹の正常豚の腎臓(6腎)を用いて、以下の動脈塞栓術併用下での凍結療法の検討を行った。①塞栓なし、②リピオドール+ゼラチンスポンジによる動脈塞栓、③無水エタノールによる動脈塞栓を行い、腎実質の凍結療法を施行した。凍結療法中に距離別の温度測定を行い各動脈塞栓術併用下凍結療法における温度変化を検討した。また病理学的な検討も行った。結果、無水エタノール、リピオドール+ゼラチンスポンジ、塞栓なしの順で凍結範囲が広がることが判明した。また、無水エタノールに関しては凍結範囲以外の正常腎実質にも高度な壊死を認めた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
凍結療法に腎動脈塞栓術を併用することで、より広範な治療範囲が得られることが判明した。これにより腎門部の比較的大きな腎癌に対しても、腎動脈閉塞を併用することでより効果的な治療効果が得られることが期待できる。また、塞栓物質によって周囲腎実質への障害程度が異なることが判明した。腎予備能などと併せて塞栓物質の選択をすることで安全な治療が可能と考えられた。
|