複合分子イメージングを駆使したセンチネルリンパ節同定検査の確立

• 研究課題/領域番号: 26861011
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 放射線科学
• 研究機関: 首都大学東京
• 研究代表者: 井上 一雅 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (20508105)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: センチネルリンパ節 / 小動物イメージング

研究成果の概要

術前及び手術中に施行される放射性同位元素と蛍光色素を用いたセンチネルリンパ節の同定検査は、転移陰性例のリンパ節郭清の省略を可能にする有益な技術である。本研究では、小動物SPECT装置および小動物用蛍光イメージング装置を用いて、99mTc-フチン酸コロイドとICGの混合プローブの生体内挙動を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Characteristic X-ray imaging for palliative therapy using strontium-89 chloride: understanding the mechanism of nuclear medicine imaging of strontium-89 chloride (2017)
  • 著者名/発表者名: Yoshiki Owaki, Kazumasa Inoue, Hiroto Narita, Keisuke Tsuda, Masahiro Fukushi
  • 雑誌名: Radiological Physics and Technology 巻: 印刷中 号: 2 ページ: 227-233
  • DOI: 10.1007/s12194-016-0388-8
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] A simulation study for estimating scatter fraction in whole body 18F-FDG PET/CT (2017)
  • 著者名/発表者名: Hosokawa S, Inoue K, Kano D, Shimizu F, Koyama K, Nakagami Y, Muramatsu Y, Fukushi M
  • 雑誌名: Radiological Physics and Technology 巻: 印刷中 号: 2 ページ: 204-212
  • DOI: 10.1007/s12194-016-0386-x
  • 査読あり
• [雑誌論文] Estimation of radioactivity in single photon emission computed tomography for sentinel lymph node biopsy in a torso phantom study. (2015)
  • 著者名/発表者名: Kitamura H, Kono Y, Ihara K, Aso T, Inoue K, Fukushi M.
  • 雑誌名: Nuclear Medicine Communications 巻: 36(6) 号: 6 ページ: 646-650
  • DOI: 10.1097/mnm.0000000000000294
  • NAID: 120006627252
  • 査読あり
• [雑誌論文] Microscopic Validation of Macroscopic In Vivo Images Enabled by Same-Slide Optical and Nuclear Fusion． (2014)
  • 著者名/発表者名: Inoue K, Gibbs-Strauss S, Liu F, Lee JH, Xie Y, Ashitate Y, Fujii H, Frangioni JV, Choi HS.
  • 雑誌名: Journal of Nuclear Medicine 巻: 55 号: 11 ページ: 1899-1904
  • DOI: 10.2967/jnumed.114.141606
  • NAID: 120005680976
  • 査読あり
• [学会発表] 99mTc-フチン酸コロイドとインドシアニングリーン混合プローブによるセンチネルリンパ節イメージング (2016)
  • 著者名/発表者名: 藤田新志，大貫和信，濱道修正，井上一雅，梅田泉，福士政広，藤井博史
  • 学会等名: 第56回日本核医学会学術総会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場（愛知県名古屋市）
  • 年月日: 2016-11-04
• [学会発表] PET/CTにおけるデータ収集法の基礎検討 ―リストモード収集とスタティック収集の比較― (2016)
  • 著者名/発表者名: 大鷹豊，砂岡史生，梶原宏則，佐藤敬，井上一雅，福士政広，奥山康男
  • 学会等名: 第36回日本核医学技術学会総合学術大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場（愛知県名古屋市）
  • 年月日: 2016-11-04
• [学会発表] BSREM法によるベイズ型画像再構成のエッジアーチファクトの改善効果 (2016)
  • 著者名/発表者名: 山口正太郎，我妻慧，三輪建太，石井賢二，井上一雅，福士政広
  • 学会等名: 第44回日本放射線技術学会秋季学術大会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ（埼玉県さいたま市）
  • 年月日: 2016-10-14
• [学会発表] 金属のアーチファクトによるPET/CT画像への影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 山口正太郎，井上一雅，福士政広，北村秀秋，光野譲，井原完有，麻生智彦
  • 学会等名: 日本放射線技術学会第70回東京支部春期学術大会
  • 発表場所: タワーホール船堀（東京都江戸川区）
  • 年月日: 2016-05-21
• [学会発表] In vivo 小動物SPECT/CTにおける微小リンパ節イメージングの最適化 (2015)
  • 著者名/発表者名: 藤田新志，井上一雅，梅田泉，大貫和信，濱道修生，福士政広，藤井博史．
  • 学会等名: 第55回日本核医学会学術総会
  • 発表場所: ハイアットリージェンシー東京（東京都新宿区）
  • 年月日: 2015-11-06
• [学会発表] 骨シンチ診断支援ソフトによるBSIと腫瘍マーカーとの関連性 (2015)
  • 著者名/発表者名: 細川翔太，柳沢かおり，津田啓介，加納大輔，根本幸一，河上一公，井上一雅，村松禎久，福士政広．
  • 学会等名: 第35回日本核医学技術学会総会学術大会
  • 発表場所: ハイアットリージェンシー東京（東京都新宿区）
  • 年月日: 2015-11-06
• [学会発表] ラット乳がんモデルにおけるがん関連候補遺伝子の発現解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 森山ひとみ，西村まゆみ，臺野和広，森岡孝満，今岡達彦，高畠賢，井上一雅，福士政広，島田義也．
  • 学会等名: 日本放射線影響学会ワークショップ
  • 発表場所: 富山大学（富山県富山市）
  • 年月日: 2015-10-16
• [学会発表] ラット乳腺における放射線応答の思春期前後と LET による違い (2015)
  • 著者名/発表者名: 蒲地雄大，臺野和広，今岡達彦，西村まゆみ，細木彩夏，西村由希子，井上一雅，福士政広，島田義也．
  • 学会等名: 日本放射線影響学会ワークショップ
  • 発表場所: 富山大学（富山県富山市）
  • 年月日: 2015-10-16
• [学会発表] PET/CT画像の位置ズレによる定量性の影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 福士政広，井上一雅．
  • 学会等名: 第25回日本保健科学学会学術集会
  • 発表場所: 首都大学東京（東京都荒川区）
  • 年月日: 2015-09-26
• [学会発表] PET待機室で受ける被ばく線量の推定 (2015)
  • 著者名/発表者名: 細川翔太，井上一雅，福士政広．
  • 学会等名: 第25回日本保健科学学会学術集会
  • 発表場所: 首都大学東京（東京都荒川区）
  • 年月日: 2015-09-26
• [学会発表] PET-CT検査におけるCTとPET画像の位置ずれによる定量性への影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 青木沙紀，三本拓也，小山和也，小坂徹，青山里愛，遠山尚紀，小高喜久雄，津田啓介，井上一雅，福士政広．
  • 学会等名: 日本保健物理学会第48回研究発表会
  • 発表場所: 首都大学東京（東京都荒川区）
  • 年月日: 2015-07-02
• [学会発表] 粒子反応シミュレータプログラムを用いたFDG-PET患者の被ばく線量の低減化． (2015)
  • 著者名/発表者名: 細川翔太，井上一雅，村松禎久，福士政広．
  • 学会等名: 日本保健物理学会第48回研究発表会
  • 発表場所: 首都大学東京（東京都荒川区）
  • 年月日: 2015-07-02
• [学会発表] ホウ素中性子捕捉療法治療計画における線量評価精度向上に関する課題 (2015)
  • 著者名/発表者名: 小原祐介，田中浩基，櫻井良憲，福士政広，井上一雅，飯本武志．
  • 学会等名: 日本保健物理学会第48回研究発表会
  • 発表場所: 首都大学東京（東京都荒川区）
  • 年月日: 2015-07-02
• [学会発表] 11C-methionineによるBPA集積量の評価に関する検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 中澤修人，井上一雅，福士政広，吉本光喜，藤井博史．
  • 学会等名: 日本放射線技術学会第69回東京支部春期学術大会
  • 発表場所: 駒沢大学（東京都渋谷区）
  • 年月日: 2015-05-16
• [学会発表] PET/CT撮影時の体位の違いが体幹部の測定値に与える影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 川端一広，井上一雅，福士政広，北村秀秋，光野譲，井原完有，麻生智彦．
  • 学会等名: 日本放射線技術学会第69回東京支部春期学術大会
  • 発表場所: 駒沢大学（東京都渋谷区）
  • 年月日: 2015-05-16
• [学会発表] 小動物用SPECT/CT装置を用いた小動物イメージングにおける至適撮像条件の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 藤田新志，井上一雅，福士政広，梅田泉，大貫和信，藤井博史．
  • 学会等名: 日本放射線技術学会第69回東京支部春期学術大会
  • 発表場所: 駒沢大学（東京都渋谷区）
  • 年月日: 2015-05-16
• [学会発表] NaI(Tl)シンチレータ厚の違いがSPECT基本性能に及ぼす影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 鈴木優太，井上一雅，福士政広．
  • 学会等名: 日本放射線技術学会第69回東京支部春期学術大会
  • 発表場所: 駒沢大学（東京都渋谷区）
  • 年月日: 2015-05-16
• [学会発表] 粒子・重イオン輸送計算コードを用いたPET収集における散乱フラクションの推定 (2015)
  • 著者名/発表者名: 細川翔太，井上一雅，村松禎久，福士政広．
  • 学会等名: 第71回日本放射線技術学会総会学術大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）
  • 年月日: 2015-04-16
• [学会発表] センチネルリンパ節検査におけるモルホロジー演算を用いたアーチファクト低減に関する研究 (2015)
  • 著者名/発表者名: 北村秀秋，光野譲，井原完有，麻生智彦，井上一雅，福士政広．
  • 学会等名: 第71回日本放射線技術学会総会学術大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）
  • 年月日: 2015-04-16
• [学会発表] センチネルリンパ節検索マルチモダルプローブ体内動態評価のための小動物3次元イメージングシステムの構築 (2014)
  • 著者名/発表者名: 井上一雅，依田隆史，梅田泉，大貫和信，福士政広，藤井博史
  • 学会等名: 第54回日本核医学会学術総会
  • 発表場所: 大阪国際会議場（大阪府北区）
  • 年月日: 2014-11-06
• [学会発表] 4D-PETイメージングにおける位相限局法を用いた呼吸位相範囲の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 青木沙起，三本拓也，小山和也，山口麗美，小高喜久雄，幡野和男，津田啓介，井上一雅，福士政広
  • 学会等名: 第34回日本核医学技術学会総会学術大会
  • 発表場所: 大阪国際会議場（大阪府北区）
  • 年月日: 2014-11-06
• [学会発表] A new quantitative correction method for pulmonary nodules on chest FDG-PET. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tsuda K, Koyama K, Takanashi T, Tsushima H, Kurashima S, Aoki S, Inoue K, Fukushi M, Fujii H.
  • 学会等名: The 4th Annual International ASNMT Conference
  • 発表場所: 大阪国際会議場（大阪府北区）
  • 年月日: 2014-11-06
• [学会発表] Development of a Three-dimensional Small Animal Imaging System to Estimate Biodistribution of a Multi-modal Probe for Sentinel Lymph Node Mapping. (2014)
  • 著者名/発表者名: Inoue K, Yoda T, Umeda IO, Ohnuki K, Hamamiti S, Tsuda K, Fukushi M, Fujii H.
  • 学会等名: 11th Congress of the World Federation of Nuclear Medicine and Biology
  • 発表場所: Cancun Center (Cancun, Mexico)
  • 年月日: 2014-08-28
• [学会発表] Experimental evaluation of the usefulness of chest FDG-PET acquisition under the tachypneic condition for pulmonary nodule detection. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tsuda K, Aoki S, Koyama K, Oku Y, Takeda A, Tsushima H, Mitsumoto T, Inoue K, Fukushi M, Fujii H.
  • 学会等名: Society of Nuclear Medicine, 2014 Annual Meeting
  • 発表場所: St. Louis Convention Center (St. Louis, USA)
  • 年月日: 2014-06-08
• [学会発表] クロスキャリブレーションの条件の違いがSUVに与える影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 伊藤希，寉岡大，前寺郁彦，福士政広，井上一雅，佐々木徹，佐藤敬
  • 学会等名: 日本放射線技術学会第63回東京部会春季学術大会
  • 発表場所: 駒沢大学（東京都渋谷区）
  • 年月日: 2014-05-17
• [学会発表] 67Gaシンチグラフィにおけるコリメータ別最適photopeakの検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 本田理穂子，前寺郁彦，寉岡大，清水秀雄，井上一雅，福士政広，成田浩人
  • 学会等名: 日本放射線技術学会第63回東京部会春季学術大会
  • 発表場所: 駒沢大学（東京都渋谷区）
  • 年月日: 2014-05-17
• [学会発表] クエン酸ガリウムシンチグラフィのコリメータ別による最適収集光電ピークの検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 井上早紀，前寺郁彦，寉岡大，清水秀雄，井上一雅，福士政広，成田浩人
  • 学会等名: 日本放射線技術学会第63回東京部会春季学術大会
  • 発表場所: 駒沢大学（東京都渋谷区）
  • 年月日: 2014-05-17
• [学会発表] RIを使用したセンチネルリンパ節検査における集積放射能の解析に関する研究 (2014)
  • 著者名/発表者名: 北村秀秋，光野譲，井原完有，麻生智彦，井上一雅，福士政広
  • 学会等名: 第70回日本放射線技術学会総会学術大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）
  • 年月日: 2014-04-11
• [学会発表] 塩化Sr-89注射液イメージングの位置精度の追及 (2014)
  • 著者名/発表者名: 大脇由樹，井上一雅，成田浩人，福士政広
  • 学会等名: 第70回日本放射線技術学会総会学術大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）
  • 年月日: 2014-04-11