研究課題
若手研究(B)
本研究では、複数のタキサン抵抗性乳癌を対象に全エクソンシーケンス解析を行うことにより、共通する体細胞変異を見出し、その機能解析を通して、タキサン抵抗性メカニズムの解明とその克服を目指した。タキサン治療に抵抗性と考えられる6症例の凍結乳癌組織からと、そのうち3症例の血液からもDNAを抽出し、この計9検体を対象に全エクソンシーケンスを行った。それらの結果から、タキサン抵抗性へ関与が強いと思われる変異に絞り込んだ。次に、前述の変異が存在する遺伝子発現を当院で治療を行った患者122人の乳癌組織において測定、予後との相関を検討した。変異の存在する遺伝子のうちいくつかは、乳癌の予後との相関を認めた。
すべて 2016 2015
すべて 学会発表 (2件)