研究課題
若手研究(B)
低プロテアソーム活性を標識するウィルスベクターを用いて低プロテアソーム活性下細胞を分離することに成功しこの細胞が癌幹細胞性を持つことを明らかにしてきた。Sphere formation亢進、抗がん剤治療抵抗性、放射線治療抵抗性、既知の癌肝細胞マーカーの高発現など。低プロテアソーム活性下細胞が癌肝細胞性を持つにいたった機序を解明するために、低プロテアソーム活性下において発現変化がみられる遺伝子をマイクロアレイ解析によって検索した結果、低プロテアソーム活性下ではMMP-1, EID3などの発現が亢進していること、EID3は、大腸癌患者の予後因子となり癌細胞増殖や治療抵抗性に関わることが分かった。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
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