研究課題
若手研究(B)
当初の研究目的である新たな肝分割プロトコールを考案することを目標に研究を行った。ます常温酸素化灌流の適切な保存条件の検索として常温酸素化灌流における酸素運搬体の必要性について検討し、酸素運搬体を配合した方がグラフト保存効果が高いことが示唆された。そこで、この常温酸素化灌流装置を用いて、脳死ドナーブタモデルを用いた常温酸素化灌流装置による分割肝移植法について検討を行った。その結果、現在臨床で行われている冷保存を用いた分割肝移植法に比較して、常温酸素化灌流装置を用いた方がグラフト保存効果が高いことが示唆された。この技術により脳死ドナーグラフト不足が解消されることが期待される。
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Transplantation Proceedings
巻: 47(2) 号: 2 ページ: 419-426
10.1016/j.transproceed.2014.10.053