研究課題
若手研究(B)
大動脈解離組織では、血管平滑筋でSTAT3が活性化している。遺伝子改変マウスを用いたマウス大動脈解離モデルの検討により、平滑筋STAT3活性化は大動脈解離抑制的に働くことを見いだした。大動脈解離組織を用いた解析では、発症前に炎症応答が生じ、平滑筋 STAT3活性化は外膜の線維芽細胞増加により膠原線維増加、外膜の強化を促し、大動脈壁の細胞外マトリックス構造を補強することで、大動脈壁を保護し、大動脈解離を抑制することが示唆された。引き続き、分子等を含めた詳細なメカニズムについて研究を進めている。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 4件)
European Heart Journal
巻: 37巻10号 号: 24 ページ: 1933-1933
10.1093/eurheartj/ehw075