研究課題/領域番号 |
26861132
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
菅原 早百合 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 共同研究員 (10728190)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | がん幹細胞 / 頭頸部癌 / レトロマー / 癌 / 扁平上皮癌 |
研究成果の概要 |
悪性度の高い肺癌では癌幹細胞理論に基づく悪性化機序が想定される。そこで扁平上皮癌の癌幹細胞マーカー候補CD271による癌幹細胞の分画と解析を行った。超免疫不全マウスに対する扁平上皮癌の異種移植系の構築に成功した。次にCD271+細胞の癌幹細胞としての性質を調べた。同細胞は高い造腫瘍能を示し、増殖した腫瘍ではCD271陽性細胞から陰性細胞が生じており分化能を有していた。腫瘍細胞が形成するスフェアではCD271+分画の割合が増加しており、幹細胞性と一致すると考えられた。CD271+細胞はプラチナ製剤に対して抵抗性を示した。本研究によりCD271は新たな扁平上皮癌幹細胞マーカーであることが判明した。
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