投与細胞の違いに着目した脳梗塞に対する幹細胞移植投与方法の確立

• 研究課題/領域番号: 26861155
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 脳神経外科学
• 研究機関: 長崎大学
• 研究代表者: 山口 将 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (70712131)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 脳梗塞 / 再生医療 / 幹細胞 / 年齢 / 骨髄間葉系幹細胞 / 細胞移植

研究成果の概要

Platelet derived growth factor BBは年齢と負の相関を認め、young群でold群と比較して有意に高値であった。mNSSでは21日目で他の2群と比較してyoung群で改善が見られた。21日目の脳梗塞周囲の病理組織学的評価では小膠細胞は他の2群と比較して有意にyoung群 で少なかった。血管周囲細胞に覆われた新生血管の数は他の2群と比較してyoung群で優位に増加していた。神経幹細胞は他2群に比べyoung群で多かった。
脳梗塞に対する細胞移植の効果はドナーの年齢に依存し、若年ドナーでは脳梗塞周囲での抗炎症効果、血管新生が強く、内在性の前駆細胞の活性化に影響していた。

研究成果

• [学会発表] Donor Age Drastically Affects Structural and Functional Recovery after Cell Therapy Following Ischemic Stroke (2016)
  • 著者名/発表者名: Susumu Yamaguchi, Nobutaka Horie, Katsuya Satoh,Takeshi Ishikawa, Tsuyoshi Mori, Shunsuke Ishizaka, Takeshi Hiu, Yoichi Morofuji, Tsuyoshi Izumo, Noriyuki Nishida, Takayuki Matsuo
  • 学会等名: Internationl Stroke Conference 2016
  • 発表場所: 米国 ロサンゼルス
  • 年月日: 2016-02-17
  • 国際学会
• [学会発表] 脳梗塞ラットに対する間葉系幹細胞治療の有用性~ドナーの年齢による効果の違いについての検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山口将
  • 学会等名: 脳卒中学会
  • 発表場所: リーガロイヤル広島(広島市)
  • 年月日: 2015-03-26 – 2015-03-28
• [学会発表] Functional Recovery Depends on Donor Age after Stem Cell Transplantation for Stroke (2015)
  • 著者名/発表者名: Susumu Yamaguchi
  • 学会等名: International Stroke Conference 2015
  • 発表場所: Music City Center(Nashville)
  • 年月日: 2015-02-10 – 2015-02-12
• [学会発表] 脳梗塞ラットに対する間葉系幹細胞治療の有用性~ドナーの年齢による効果の違いについての検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 山口将
  • 学会等名: 脳循環代謝学会
  • 発表場所: 岡山コンベンションセンター（岡山市）
  • 年月日: 2014-11-21 – 2014-11-22
• [学会発表] 脳梗塞ラットに対する間葉系幹細胞治療の有用性~ドナーの年齢による効果の違いについての検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 山口将
  • 学会等名: 脳神経外科学会
  • 発表場所: グランドプリンスホテル新高輪（東京都）
  • 年月日: 2014-10-09 – 2014-10-11