研究課題/領域番号 |
26861198
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター(研究部) (2016) 九州大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
久保田 健介 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター(研究部), 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター(研究部), 研究員(移行) (00717069)
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研究協力者 |
小早川 和 九州大学, 大学病院, 助教 (40772322)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / 高血糖 / 機能予後 / ミクログリア / 神経学的予後 |
研究成果の概要 |
本研究では、急性高血糖が脊髄損傷後の機能予後に与える影響を調べた。脊髄損傷モデルマウスを用いた実験では、高血糖状態ではミクログリアの転写因子NF-κBが過度に活性化され、2次損傷の拡大・運動機能回復の悪化が引き起こされていた。総合せき損センターに入院した脊髄損傷患者528人の後ろ向きコホート研究では、入院時に高血糖を呈する患者の運動機能回復が著しく低下していた。さらに、脊髄損傷後にインスリンを用いて高血糖マウスの血糖値をコントロールすると、正常な運動機能回復が起こった。これらの結果は、脊髄損傷後の運動機能回復能を十分に引き出すには、急性期血糖の適切なコントロールが重要であることを示唆している。
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