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敗血症病態形成における樹状細胞サブセットの役割の分析

研究課題

研究課題/領域番号 26861231
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 麻酔科学
研究機関大阪大学

研究代表者

滝本 浩平  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (80647751)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード敗血症 / 形質細胞様樹状細胞 / ジフテリア毒素 / TSPO / RNA干渉 / 樹状細胞 / 抗原得的応答 / チランスジェニックマウス / テトラマー
研究実績の概要

(1)樹状細胞サブセットの欠損マウスでの樹状細胞の欠損を誘導できることの評価をまず行った。ミエロイド系樹状細胞と形質細胞様樹状細胞の欠損を誘導できるマウスにたいしてヒトジフテリア毒素1 μgを投与し、末梢血中に検出される各種樹状細胞が減少するのかの評価をフローサイトメトリーにて行った。ジフテリア毒素投与後2日目まで各種樹状細胞サブセットの数は減少し、その後1週間程度で回復していくことがわかった。今後はこの樹状細胞数の変動の状況に基づいて敗血症の導入の時間を設定し、敗血症の予後に与える樹状細胞サブセットの役割の解析を進めていく予定である
(2)免疫細胞に対する代表的な鎮静薬であるベンゾジアゼピン系薬物の影響を解析する過程でヒトの細胞に対する影響を評価した。ヒトの単球マクロファージの細胞株であるTHP-1を用いた解析を進めている。ベンゾジアゼピンの代表として水溶性の鎮静薬であるミダゾラムを用いた。ミダゾラムを培養液中に添加しておくとLPSによってTHP-1に生じる炎症性サイトカインの分泌と副刺激分子の発現が抑制された。ミダゾラムの作用分子であるGABA受容体ともう一つの作用分子であるTSPOの関与を解析した。作用分子に対するリガンドを用いた解析によってTSPOの関与が示唆されたので、次にTSPOの分子を欠損させた細胞株を作成してTSPOの関与を分子レベルで明らかににすることを試みた。TSPO発現低減細胞株を用いた実験によりヒト免疫細胞でミダゾラムはTSPOを介して炎症性変化を抑制することが分子レベルで示された

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Haloperidol Suppresses NF-kappaB to Inhibit Lipopolysaccharide-Induced Pro-Inflammatory Response in RAW 264 Cells.2016

    • 著者名/発表者名
      大田 典之
    • 雑誌名

      Med Sci Monit. 2016 Feb 4;22:367-72

      巻: 4 ページ: 367-372

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] ミダゾラムは末梢性ベンゾジアゼピン受容体を介してマクロファージの免疫応答を調節する2016

    • 著者名/発表者名
      大田 典之
    • 学会等名
      日本集中治療医学会 第43回学術集会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2016-02-11
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] ミダゾラムはTSPOを介してマクロファージに作用する2015

    • 著者名/発表者名
      瀧本浩平
    • 学会等名
      第62回日本麻酔科学会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2015-05-28 – 2015-05-30
    • 関連する報告書
      2014 実施状況報告書
  • [学会発表] ミダゾラムはマクロファージに対し中枢性ではなく末梢性ベンゾジアゼピン受容体を介して免疫抑制的に作用する2015

    • 著者名/発表者名
      山本 俊介, 大田 典之, 堀口 佑, 藤野 裕士
    • 学会等名
      日本麻酔科学会 第62回学術集会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2015-05-28
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2017-01-06  

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