研究課題/領域番号 |
26861239
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
内本 一宏 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (50710951)
|
研究協力者 |
宮崎 智之
水原 敬洋
冨永 洋介
朝倉 彩子
弓場 由紀
米崎 久美子
足立 明子
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 全身麻酔 / 吸入麻酔薬 / 海馬 / 長期増強 / AMPA受容体 / 神経可塑性 / 認知記憶障害 / 記憶学習 / 受動回避 / グルタミン酸受容体 |
研究成果の概要 |
吸入麻酔後に生じる術後認知障害は,手術後の生存率と生活の質に悪影響を及ぼすことが知られている。本研究では5分間という超短時間の吸入麻酔薬曝露モデルを作成し、遠隔期の文脈的記憶学習障害を生じ、また海馬におけるシナプス可塑性(長期増強現象)が抑制され、その基盤として知られているGluA1サブユニットを含むAMPA受容体のシナプス後膜への挿入現象が抑制されていることを発見した。今回の知見が、臨床上の吸入麻酔薬の使用法に与えるインパクトはきわめて大きく、吸入麻酔薬の安全な使用のために、投与濃度などの使用法と遠隔期の認知記憶能の変化についての臨床研究につなげていく必要がある。
|