研究課題
若手研究(B)
我々はIL-17、好中球の効率的な誘導および自然免疫と獲得免疫の橋渡しというBCGの抗腫瘍効果の機序を増強するという目的でインターロイキン 15(IL-15)に着目した。最近になり、IL-15が好中球、IL-17の誘導に重要という報告もなされており、抗腫瘍効果を増強する可能性があると考えたからである。我々はIL-15を恒常的に産生するBCG株(BCG-IL-15)を入手することが出来、基礎的実験を行ってきた。結果、我々の予想した通り、BCG-IL-15を投与した群ではBCG投与群よりも有意に生存率が延長し、その膀胱局所にはより多くの好中球が誘導されていた。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)
Cancer Sci
巻: in press ページ: 327-331
10.1016/j.intimp.2016.03.007