研究課題
若手研究(B)
近年日本において増加傾向にある難治性好酸球性副鼻腔炎(ECRS)の分子生物学的機序を解明するために、次世代シーケンサーを用いて網羅的なトランスクリプトーム解析(RNA-seq)を行った。その結果、ECRSの鼻茸において有意に高く発現している遺伝子が3個同定され、そのうち末梢血好酸球には発現していない遺伝子としてTRPV3が同定された。TRPV3は鼻茸組織に浸潤する好酸球と粘膜上皮に強い発現を認め、重症度が高くなると有意に強く発現していることがわかった。TRPV3がECRSの難治性に関与している可能性が示唆された。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件)
週刊日本医事新報
巻: 4800 ページ: 36-41
130003395285
Allergy
巻: Epub ahead of print 号: 8 ページ: 995-1003
10.1111/all.12644
日本耳鼻咽喉科学会会報
巻: 118 ページ: 728-735
130005088297
PLoS One, 10(12), 2015
巻: 10 号: 12 ページ: 1-16
10.1371/journal.pone.0144436
120007130029
アレルギー・免疫
巻: 22 ページ: 22-28