研究課題/領域番号 |
26861371
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
戸嶋 一郎 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (80567347)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 好酸球性副鼻腔炎 / 鼻茸 / ILC2 / IL-33 / アレルギー性鼻炎 / 喘息 / IL-5 / IL-13 / 好酸球 / 気管支喘息 / IL-25 |
研究成果の概要 |
末梢血および鼻茸から分離したILC2にIL-33とIL-2を加えるとIL-5やIL-13を産生し、ILC2自身が増殖した。ECRS群では鼻茸中のILC2が増加していたが、末梢血中のILC2は増加せず、むしろ末梢血好酸球率が高い症例ほど末梢血中のILC2は低下していた。末梢血中のILC2はアレルギー性鼻炎合併例では増加し、喘息合併例では低下していた。培養鼻粘膜上皮細胞をアルテルナリアで刺激したところ、ECRS鼻茸上皮細胞ではIL-33放出が増加した。 ECRSでは、環境抗原刺激による鼻粘膜上皮からの過剰なIL-33放出がきっかけとなり、組織中のILC2を介して好酸球浸潤が生じていると考えられた。
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