Tympanic border cellにおける内耳幹細胞の性質の解明

• 研究課題/領域番号: 26861372
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 耳鼻咽喉科学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 谷口 美玲 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (80706713)
• 研究協力者: 伊木 健浩 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (20755649)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: Tympanic border cell / 内耳蝸牛 / 幹細胞 / 内耳再生 / 内耳幹細胞 / 遺伝子解析

研究成果の概要

本研究の目的は、tympanic border cellの遺伝子発現解析により、蝸牛基底膜下に局在する内耳前駆細胞（slow cycling細胞）の維持と制御機構を解明することである。これらは蝸牛有毛細胞の再生につながると期待される。
本研究では新生仔マウス蝸牛を用いた２つの手法によって遂行された。まず内耳凍結切片からレーザーマイクロダイセクションによる選択的な細胞集団の採取法の検討、そして蝸牛コルチ器単離細胞から作製したOtosphereの遺伝子発現解析およびコルチ器・幹細胞（ES細胞）との比較解析である。後者により発見された複数の幹細胞マーカーの一部がこの目的部位に局在することが確認された。