研究課題/領域番号 |
26861390
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 九州大学 (2016) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2014-2015) |
研究代表者 |
橋本 和樹 九州大学, 大学病院, 助教 (20707195)
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研究協力者 |
林 隆一
藤井 誠志
向川 卓志
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 頭頸部癌 / 唾液腺癌 / 遠隔転移 / 病理 / 個別化治療 / 分子標的治療 / ezrin / HER2 / 病理組織学 / 病理学 |
研究成果の概要 |
唾液腺癌は悪性度の異なる様々な腫瘍により構成されている。本研究では221例の唾液腺癌症例においてezrin蛋白を中心に発現解析を行い、ezrin発現がHER2、p53、Ki-67といった既知の悪性度マーカーの発現と関連していること、ezrin高発現例は組織学的悪性度が高いことを明らかにした。またezrin高発現例は高率に遠隔転移を来し、独立した予後不良因子であった。とりわけezrinとHER2を共発現する症例は遠隔転移発生率が高く、有意に予後不良であった。ezrin高発現例(とくにHER2共発現例)に対しては、分子標的治療を含めた術後治療が、遠隔転移の予防、予後の改善に寄与する可能性がある。
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