研究課題
若手研究(B)
当研究の目的は、リンパ管腫発症のメカニズムの解明、それに応じた新規治療法の開拓であった。リンパ管腫由来細胞培養法の確立、その解析から得られた異常発現遺伝子を疾患関連候補遺伝子として解析を行った。近年、リンパ管腫に対して漢方薬(越婢加朮湯、黄耆建中湯)の内服により病変の縮小を示した、との報告が増えており、新規の治療として期待される。同漢方薬、構成生薬がリンパ管腫由来細胞に与える影響を検討した結果、リンパ管腫内皮細胞の増殖抑制、遊走能の阻害、管腔形成阻害、リンパ管腫内皮細胞の透過性を亢進させる効果がみられた。in vitroの実験結果からはリンパ管腫病変の縮小と関連する可能性が示唆された。
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小児外科
巻: 48 ページ: 12411246-12411246