研究課題/領域番号 |
26861507
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
井原 玲 杏林大学, 医学部, 助教 (40532065)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 静脈奇形 / 血管内皮細胞 / 加温生理食塩水 / 細胞障害性 / ケラチノサイト / 線維芽細胞 / 加温生食 / 繊維芽細胞 |
研究成果の概要 |
静脈奇形病変に対する新規治療法の最適化および基礎的な検討を行った。この治療法は、全身毒性のない加温された生理食塩水を静脈奇形病変内に注入し、熱作用によって病変の血管内皮細胞を破壊する。In vitroにおいて、繊維芽細胞、血管内皮細胞の最高致死温度はともに50℃以上であったが、最低致死温度の決定には40℃から50℃の範囲で微細な温度調整が必要であった。In Vivoにおいて用いた家兎耳介の静脈奇形モデルは温度測定方法の最適化が必要であった。注入する生理食塩水の温度を微細に管理、調整することにより、周囲組織への損傷を最小限に抑えつつ、血管内皮細胞のみを破壊する新たな治療法の可能性が示唆された。
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