研究課題
若手研究(B)
本研究ではエンドトキシンショックからマウスを救命する低親和性抗-ヒストンH1モノクローナル抗体(C93-3)について、ヒストンH1以外の抗原を同定し、作用機序を解明することを目的とした。C93-3はα-actinin 1、α-actinin 4、nucleolin、hnRNP U、DNAを抗原として認識する多反応性抗体だった。市販の抗-DNAモノクローナル抗体をエンドトキシンショックモデルに投与した結果、生存率の向上が認められた。この結果から、C93-3は細胞外DNAを捕捉することで炎症反応を抑制する可能性が示唆された。細胞外DNAの捕捉は重症敗血症の治療において有効な手段となる可能性がある。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件)
Journal of Drug Delivery Research
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Biomed Research International
巻: 2015 ページ: 491649-491649
10.1155/2015/491649