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HERS形成におけるRhoシグナリングの制御とPaxillinの相互作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26861550
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

熊上 深香 (坂野深香)  岩手医科大学, 歯学部, 常任研究員 (30710826)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード歯の発生 / ヘルトヴィッヒ上皮鞘 / 細胞遊走 / 歯根発生 / 細胞接着 / HERS01a細胞株 / Hertwig's 上皮鞘 / Paxillin / 細胞・組織 / 歯学
研究成果の概要

歯根形成は,エナメル器のCervical loop(CL)に由来する細胞によってHertwig上皮鞘(HERS)が形成され開始する。我々は,細胞の走化性を制御するアダプター分子であるPaxillinが,外エナメル上皮(OEE)細胞の移動や増殖を制御し,HERSの形成や成長に関与しているのではないかと考えた。本研究では,Paxillin の活性化におけるRho シグナリングの重要性とそれに伴うHERS 細胞の走化性や細胞動態を観察した。その結果,HERS形成と維持にはRhoシグナルの活性化が重要であること,さらにmalassezの上皮遺残(ERM)形成に深く関わっていることも明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで歯根形成においてHERSからERMが形成されるメカニズムには、「アポートーシス」と「細胞の離脱」の二説があり結論が出ていなかった。我々が新規に開発したex vivoリアルタイムイメージングシステムは、HERS細胞動態をリアルタイムで観察することを可能にし、HERSから細胞が離脱してERMが形成される様子を実際に捉えることに成功した。このことはERM形成メカニズム論争に終止符を打つ決定的な証拠を提示した画期的成果である。また、ERMが歯根膜の恒常性を維持する働きがあることなどの新たな知見が得られ、これらは今後の歯根・歯周組織研究における新たな研究領域の創生に寄与すると期待できる。

報告書

(7件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 2014 実施状況報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2023-03-23  

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