研究課題
若手研究(B)
本研究は咬合障害が装着された直後のラットの行動を観察することで咬合の変化が心理的ストレスとなるかどうかを検討した。実験には7週齢のSD系雄性ラット9匹を用い、咬合障害を与えた障害群、障害を付与した30分後に咬合障害を除去した障害除去群と対照群の3群に無作為に振り分けた。情動の評価は穴を覗き込む回数,覗き込む時間,行動時間と行動距離で行った。これらの行動はラットが不安を感じると減少するとされている。実験の結果、咬合障害を与えた群は対照群、咬合障害除去群と比較して、穴を覗き込む回数が有意に減少した。この結果は咬合の変化がラットの心理的ストレス刺激となったことを示唆する。
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バイオインテグレーション学会雑誌
巻: 6 ページ: 17-26
40021072848