研究課題
若手研究(B)
歯槽骨吸収は歯牙の喪失につながり、患者のQOLを著しく低下させる。骨吸収部に自己骨芽細胞を移植できれば、歯槽骨を再生し歯牙喪失を回避出来る可能性がある。我々は最近、ヒト線維芽細胞にレトロウイルス・ベクターを用いて4つの転写因子の遺伝子を導入すると骨芽細胞を誘導できることを報告した。本研究ではこの技術をさらに発展させ、導入遺伝子が染色体に組み込まれてない骨芽細胞の樹立を試みた。その結果、プラスミド・ベクターを用いた遺伝子導入によりヒト線維芽細胞を骨芽細胞に誘導することに成功した。導入遺伝子は染色体に組み込まれていなかった。本研究の成果は、安全で有効な新しい骨再生医療につながる可能性がある。
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