研究課題
若手研究(B)
慢性歯周炎でみられる咬合性外傷による歯槽骨吸収の分子メカニズムを解明する目的で骨芽細胞において慢性炎症下でのメカニカルストレスに対する作用をTRPV4 に着目し検討した。TRPV4 が骨芽細胞に発現し、骨芽細胞分化の過程で発現が上昇を示した。またTRPV4欠失骨芽細胞ではメカニカルストレス(せん断ストレス)により起こる周期的な細胞内カルシウム濃度上昇(カルシウムオシレーション)を抑制したことから、TRPV4は細胞内カルシウム濃度変化を制御することでメカニカルストレスにおける骨芽細胞分化に関与していることが示唆された。
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明海歯科医学
巻: 44(1) ページ: 50-61
巻: 44(2) ページ: 217-227
40020618282