研究課題/領域番号 |
26861878
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 武庫川女子大学 (2016-2019) 摂南大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
田丸 朋子 武庫川女子大学, 看護学部, 講師 (00634940)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 移動援助 / 腰部負担 / アセスメントツール / 腰部椎間板圧迫力 / 上方移動援助 / TAMAツール / 上方移動 / 腰痛 / 看護師 |
研究成果の概要 |
本研究は移動援助動作アセスメントツール(TAMAツール)を、腰部椎間板圧迫力(以下「Fc])を推定できるツールに改良し、臨床の看護師が行っている上方移動援助におけるFcの大きさの実態を調査することである。まずツールの改良のため、20名の看護師が行った上方移動援助を分析した。そのうち、標準身長と標準体重の者のデータを分析した結果、TAMAツールの総合得点とFcの平均値・最大値ともに有意な強い負の相関関係を示した。このことから、TAMAツールを用いてFcを推定できるようになったといえる。今後、臨床看護師のFcの大きさの実態を明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、看護師が上方移動援助を行う際の腰部負担をアセスメントできるツールである移動援助動作アセスメントツール(TAMAツール)が、より具体的な数値である腰部椎間板圧迫力を推定できるツールとなった。このツールを使用することで、看護師の腰部負担をたの職種と比較することが可能となる。また、腰部椎間板圧迫力は3.4kN以下にすることが推奨されている。その値との比較も本研究の結果から可能となった。 看護師の腰痛は一向に減少せず、社会問題となっている。移動補助具や環境の整備などを推進していく一方で、看護師自身の身体の使い方についても見直していく必要はあり、本ツールはその面でも活躍が期待できる。
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