研究課題/領域番号 |
26861887
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 関西医科大学 (2018-2019) 大阪大学 (2014-2017) |
研究代表者 |
大原 千園 関西医科大学, 看護学部, 講師 (90376202)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 神経難病 / パーキンソン病 / 身体性 / 看護援助指針 / 看護学 / ケア / 技術 / 神経難病看護 / 看護技術 |
研究成果の概要 |
本研究では、パーキンソン病患者の「身体性」を意識することが、コア技術の一つではないかと考えた。報告者が看護援助をしながら収集したデータを質的統合法(KJ法)で分析し、「パーキンソン病患者への身体性を意識した看護援助の構造」が明らかとなった。【身体性と生活の連結】や【身体性を刺激】など、特徴的な7つのシンボルマークが示された。結果を基に、研究会議を繰り返し、「パーキンソン病患者の身体性を意識した看護援助指針(案)を作成し、7つの視点と看護援助の方向性及び具体例が明らかとなった。今後は、臨床現場の看護師の実践を通して、実践適応性を高めるための検証を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかとなった「パーキンソン病患者への身体性を意識した看護援助の構造」より、長年パーキンソン病と付き合ってきた患者が、身体とどのように折り合いをつけてきたのか、何に価値をおいて生き、これからどのように生きようとしているのかを看護師が理解する一助になると考えた。また、今、患者がもつ苦悩や気がかりを看護師とともに整理し、難病で先が見通しにくい患者の人生を共に考えるきっかけを意図的にもつことが可能となる。また、看護援助指針(案)は、パーキンソン病患者への看護の方向性を示し、体系化をすすめる上での基盤になると考えられた。
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