研究課題/領域番号 |
26861910
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
細田 志衣 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (50709491)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 造血細胞移植 / 慢性GVHD / 家族支援 / がん看護 / がん看護学 / 慢性GVHD |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、造血細胞移植後に慢性GVHDを発症した患者との家族が移植後の生活をよりよく生きられるよう支援するプログラムを開発することである。文献レビューを基盤に慢性GVHDを発症した家族の体験を明らかにした。家族は、患者の回復を願い何ができるかを考え続けていた。さらに家族は、経済的基盤を整えるため就労しているため、患者の通院に同席できず、患者の状況が理解できず、先の見えない不安やどこまで何を配慮したらよいか戸惑い悩んでいた。よって慢性GVHDを発症した患者と家族の相互理解を高めることを目的としたプログラムを考案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造血細胞移植後の慢性GVHDを発症した患者は、多様な症状がもたらす苦痛が社会生活にも影響を及ぼしていた。本研究のインタビュー調査により、家族も状況が見えない中で患者を気遣い回復を願い葛藤する体験が明らかとなった。文献調査とインタビュー調査をもとに慢性GVHDを発症した患者と家族が相互理解を高め、セルフマネジントを充たすプログラムを開発した。本プログラムは、慢性GVHDをもつ患者と家族がよりよく過ごすための心理社会的支援の一助になると考える。
|