小児臓器移植に対する看護師の倫理的抵抗感・心理的葛藤に対する支援システムの構築

• 研究課題/領域番号: 26861934
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生涯発達看護学
• 研究機関: 三重県立看護大学
• 研究代表者: 水谷 あや 三重県立看護大学, 看護学部, 助手 (30646667)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 看護師 / 倫理的葛藤 / 小児脳死臓器移植 / 倫理的抵抗感

研究成果の概要

本研究により、小児脳死臓器移植に対する看護師の倫理的葛藤は、脳死判定や臓器摘出に携わった救急・集中治療・手術室看護師が抱えるものと、小児病棟に勤務する看護師が抱えるものの2つの側面と、両者に共通するものとに分けられた。
これら相互の倫理的葛藤を詳らかにすること、ドナーおよびレシピエントに関する情報共有のあり方、小児脳死臓器移植に関する看護教育の３つの観点から、当該看護の専門性の言語化と共有、経時的な部署間での情報共有、さらには看護教育における当該看護の明確な位置づけが、看護師の倫理的葛藤に対する効果的支援の一部であると考えられた。