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手術に伴い麻酔を受ける子どもとその家族のための看護ガイドラインの作成

研究課題

研究課題/領域番号 26861947
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生涯発達看護学
研究機関国立研究開発法人国立国際医療研究センター

研究代表者

林原 健治  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 助教 (70596238)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2017年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワード小児看護学 / 周手術期 / 麻酔
研究実績の概要

当該年度は前年度のフィールドワークを受け、術前に麻酔導入を受ける子どもと付き添う親のための医療の提供に向けた今後の研究課題をさらに明確化するため、海外文献を中心に改めて文献レビューを実施した。PubMed、CINAHL、医中誌、JDreamsにて全年検索し、術前に麻酔導入を受ける子どもへの親の付き添いに関する研究50件を抽出し、1) 子ども、2)親、3) 子どもと親の相互関係、以上3点より内容を検討した。
その結果、次が明らかになった。1) 親が付き添ったほうが子どもの不安は軽減していたが、不安が増強することもあった。また、前投薬を受けたほうが麻酔導入時の子どもの不安は少なく、年齢が低いほど前投薬や親の付き添いを受ける傾向があった。その他、ビデオ視聴や音楽療法によるディストラクションが不安軽減に有効であった。2) 親は自分が付き添うことは子どもにとって有益であると認識しており、子どもに付き添い子どもを守りたいと思っていた。また、子どもと一緒に手術室に入室し、麻酔導時に子どもに付き添いその様子を見守ることで安心していた。しかし一方で、子どもの様子を目の当たりにし不安やストレスが高まっており、自分自身のコントロール感覚を失っていた。3) 麻酔導入時の子どもの不安やコンプライアンスは、術前待機中の親の不安と関係していた。また、親が評価した術前の子どもの不安と親自身の術前の不安は相関しており、不安得点が高い親、子どもが親自身と離れることが難しいと予測している親は、麻酔導入時に子どもに付き添う傾向があった。
以上より、麻酔導入時の子どもの不安は親の付き添いにより軽減するが、親は付き添いたいと思いながら不安やストレスを抱えていること、親の不安は子どもの不安に関係していることが示唆された。そのため、今後は親の思いや認識を調査したうえで、子どもと親への支援のあり方について検討したい。

報告書

(4件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 2014 実施状況報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2018-12-17  

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